薬としてのコエンザイムQ10 ノイキノン

コエンザイムQ10が医療用医薬品からスイッチされてきたのはよく知られています。医療用医薬品からスイッチされてきたサプリメントは他にαリポ酸L-カルニチンがありますがこれらのサプリメントについてはまたいずれの機会に。

■医薬品「ノイキノン」
コエンザイムQ10の医療用医薬品名は「ノイキノン」。現在は後発品(ジェネリック)もたくさん出ているので、他にも商品名はいろいろありますが、オリジナルということで「ノイキノン」としておきたいと思います。

成分名は「ユビデカレノン」。5mg製剤と10mg製剤が発売されていますがメインは10mg製剤です。薬効は「基礎治療施行中の軽度および中等度のうっ血性心不全症状」。つまり強心剤。

強心剤というと普通ジギタリス製剤をさすことが多いです。ジギタリスについては無効量と中毒量の間(これを治療域といいます)が非常に狭く、微妙なさじ加減が要求される薬です。早い話が使うのが難しい。対してコエンザイムQ10は、心筋そのものにはほとんど負担をかけずに心拍出量を増やすとされ、薬剤師になりたての頃は、高齢者向けの強心剤と教えられました。

■ノイキノンの働き
心臓では酸素の利用効率のアップ心筋でのATP産生アップ低下した心筋機能の改善といった働きをします。これは心臓にコエンザイムQ10が多く存在することからも想像が付きます。医薬品としての服用量は1日30mg。副作用は胃の不快感、食欲減退、嘔気、下痢などとなっています。

■ノイキノンの体内動態
医薬品では薬の体の中での動き(薬物体内動態)を調べるのですが、ノイキノンでも当然行われています。

健康な成人男性を被験者にノイキノンを1回100mg(10錠)単回投与した後の血中でのノイキノンの濃度変化をみています。それによると血中濃度は6時間でピークを迎え、血液中の濃度がピークから半分に減る(血中半減期)のは投与後20〜25時間となっています。

以前コエンザイムQ10の摂取量の目安が100mgになっていると書きましたが、根拠は意外とこの試験かもしれません。ただ、この試験は「単回投与」なので100mgを摂取し続けた場合の安全性の根拠にはなりえません。このあたりは今後使用経験を積んでメーカーがきちんとした形でデータを出すことを期待したいですね。

■ノイキノンの薬価など
最後にノイキノンの薬価ですが、10mg錠23.80円です。100錠買っても2380円ですが、病院での処方では3割負担なので約700円ですね。ただし、病名として慢性心不全がついてしまうので生命保険に入るときに不利になりますから、決して病院で保険を使って薬を手に入れようなんて考えないでくださいね(笑)。

いつもご協力ありがとうございます。
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iconicon コエンザイムCOQ10(コーキューテン) 30日分 icon
コエンザイムQ10を1粒に45mg配合し、さらに、トコトリエノール、ビタミンB群を加えたソフトカプセルのサプリメント


サプリメント・健康食品 | コメント(0) | トラックバック(1)2005/11/29(火)01:08

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