ノロウイルスの消毒法 ちょっとした工夫

一時あれほど大騒ぎしたノロウイルスによる急性胃腸炎。新鮮味がなくなったからか、マスコミにはほとんど取り上げられなくなりましたが、流行そのものはようやくピークを過ぎつつあるところで、まだまだ患者さんの発生は続いている状況です。もうしばらく注意する必要がありそうですね。

さて、前回消毒剤の調整方法を書いたときに、効果的な消毒法を紹介しますと書きましたが、その後あちこちで分かりやすくまとめたものがでてきていますので、まずそちらを参考にして頂いて、ここでは残りの細かい部分のフォローという形で進めたいと思います。

参考:ノロウイルス感染症とその対応・予防(家庭等一般の方々へ)

消毒、汚物等の処理については概ね上記サイトの方法で問題ありません。吐物があった場所以外の消毒では、トイレ周りだけで十分です。ここも、手洗いが不十分な状態で触れる箇所(水洗レバー、内側のドアノブ)だけを考えておけばいいですね。0.025%の塩素で拭いた後、30分放置してその後に水拭きです。

吐物の処理についてもう少しフォローすると、拭き取りは吐物を周囲から中心に集めるようにして拭き取ります。これは周囲への汚染を少しでも減らすためです。拭き取った後の消毒も、該当箇所をペーパータオル等で覆い、その上から消毒剤をかけて浸すとよいです。その後30放置で水拭きで仕上げます。

あと考えないといけないのは塩素消毒ができない場合、塩素は強力な漂白剤でもありますから、衣服、カーペット、じゅうたんなどは色落ちの問題があります。この場合衣服等小さいもので、温度に問題なければ、十分な水洗いの後熱湯消毒でOKです。カーペット、じゅうたんの類は熱湯消毒するわけにもいかないので、十分に拭き取った後で、アイロンのスチームを利用するしかありません。ただし、この場合も、熱によって傷んでしまうことはあり得ます。ですので、ある程度割り切る部分も必要かもしれませんね。

さらに小技になりますが使い捨て手袋の外し方。
まず、汚れているほうの手袋(多分利き手のほうになると思います)を袖口のほうから裏返すようにして外します。この外した手袋は手袋をしているほうの手で丸めるようにして持っておきます。この状態で今度は残った手袋を同じように、先に外した手袋を持ったまま裏返すようにして外します。すると、先に外した手袋は後から外した手袋の中に入っていますし、後から外したほうも裏返っているので捨てる際に手が汚れる心配がありません。ちょっとした工夫ですが、清潔なままで処理できるので覚えておくと何かと役に立つかもしれません。

細かいことばかりになりましたが、後々気がついたことがあれば追加していく予定です。
まだまだ寒い日が続きます。これからはインフルエンザも気になるところですね。手洗いとうがいは簡単で効果のある予防法ですから、もうしばらくはしっかりと続けるようにしたいですね。


医療の話題 | コメント(0) | トラックバック(0)2007/01/11(木)23:15

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