ハルシオン0.125mg錠 全面回収へ

今日の夕方、ちょっとした衝撃が走りました。
眠剤としては有名なハルシオンの0.125mg錠が全て回収になると連絡が入ったからです。

製品の溶出性試験で問題があったため、全て自主回収になったとのことですが、問題は対象となる製品の市場に出た時期。今回対象となっているのは4月25日以降に出荷された分。半年以上経過した今頃になって自主回収とはメーカーの姿勢が問われそうです。

最近外資系メーカーで回収騒動が続いているのですが、今回は眠剤でしかも名前の通った製品であるので、これまでより事態は深刻です。眠剤に関しては、色や剤形がちょっと変わっただけで服用されている患者さんが不安になり効かないと訴えてくるケースが多いからです。

ハルシオンは0.125mg錠と0.25mg錠の2種類の製品があるのですが、この2種類でも錠剤の色が違います。0.125mg錠は薄い紫(藤の花の色)、0.25mgは薄い水色。これだけでも問題がある上に、0.125mgにしようと思うと0.25mg錠を半分に割らないといけません。この違いは大きいです。となると残る方法は後発品を採用すること。でも、すぐに見通しが甘かったことを思い知らされました。

まず、0.125mg錠の後発品は現在3種類しかありません。そのうち剤形が似ているのは1種類だけ。代替商品として注文が殺到することが予想されたため、業者に連絡を取ったところ、既存の採用先に迷惑がかかるからと新規先の発注には既に応じてもらえない状況でした。残る2剤についても状況は同じで、後発品の新規採用は諦めざるを得ませんでした。(その後の追加情報ですが、ハルシオン0.125mg錠の1ヶ月流通量は、他の0.125mg錠の後発品全ての1年分の流通量に匹敵するとのこと。これでは後発品メーカーが発注にロックを掛けるも仕方ないですね)

となると、残るは0.25mg錠を半分に割る方法しかありません。幸いこちらはまだ在庫があり、3か月分を確保することができましたが、このときの発注でも100錠包装品は既に品薄になってきており、1000錠包装もかなりのペースでなくなっているとのことでした。後発品が使えないとなると、うちと同じように0.25mg錠を確保する方向に向かうので、0.25mg錠が品薄になるのも時間の問題です。

最初話を聞いたときは、外来に関しては代替調剤可として、調剤薬局に後発品を出してもらえばいいと考えていましたが、事態は甘くなかったようです。週明けにはプレスリリースされるようですが、パニックにならないことを祈るばかりです。


医療の話題 | コメント(0) | トラックバック(1)2006/12/23(土)00:44

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